ライオンがなくなって一週間
思ったよりも忙しかった。
いろんな事務的なこととか、
ライオンがやりかけだった仕事の、取引先への連絡や引継ぎ、
市役所の手続きや処理などなど
なので、まだあんまり実感がないのが正直なところ。
でも、朝の散歩中は、ちょっとやばいかも。
いろんなこと思い出しちゃって自然と涙がでてきて・・・
心の中に話しかけてくるライオンに、うんうん、とうなずき返事をする私は
ちょっと変なおばさんに見えるんだろうきっと。。
先週の週末のお通夜
告別式が終わった次の日に、ライオンの仕事の机の上にあった一冊のノート、
日記を見つけた。
去年入院した時から書いていたもので、私もその存在は知っていた。
けど、今年に入ってからは、あまり頻繁に書かなくなっていたので、
いつの間にか日記の存在自体、忘れていた。
最後の日付は2月24日(月)
そこで日記は終わっていた。
2月24日、思い出してみたらその日は三女のHulaの大会の直前で、
大船の鎌倉芸術館で夜遅くまで練習があって、帰りに車で迎えに来てもらって
3人で焼き肉を食べた日だった。
練習している間はライオンは家にいたので、きっとその時間にかいたんだろうな。。
日記を開くと、「Sallly」という文字が数えきれないほど目に留まる。
彼の最後の1ページ。
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2/24(月)
体調良い日があったり、悪い日があったり全然日記を書かなかった。
元来のさぼりグセも大きいだろう。
その間にも肺への転移、セカンドオピニオン 出来事いっぱい
一体何回泣いただろう?
もちろん転移のショックは大きかった。
Sallyの支え、毎日のSallyのサポート、一人きりの風呂やトイレで泣いた。
みんなからの励まし、応援にも何度も泣いた。時には声も上げた。
病気の痛み、ツラさ、口惜しさでも毎日泣いた。
Sallyはその度 「大丈夫、良くなるから。望、頑張ってるよ。」と。
Sallyは俺にとって妻であり、母であり、恋人であり、大親友。
本当にそう思う。
Sally本当にいつもいつもありがとう。
その気持ちでいっぱい。
時々ツラさをだすけど頑張るよ、負けるつもりなんかないよ。
一人だとそりゃ弱くなる時もある。
痛みが続く時なんか、腹ごと吹っ飛ばしたららくになるのかなぁとアホなことも考えたりする。
わき腹が痛くて咳がどうしようもない時、ツラくてしょうがない。
だけどSallyの「良くなるから」の一言で頑張れる。
ぷぷの事だけでも忙しいのに、おれにかなりの手間がかかる。
洗濯や掃除、犬の散歩、全部ぜんぶSallyがやってくれる。
つかれてるだろうな、しんどいだろうな、
どうやってサリー孝行しよう。
元気になろう、
頑張ろう、
Sallyを元気にしよう!!
Sally愛してる、心から。
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日記の中の、
「サリーは俺にとって妻であり、母であり、恋人であり、大親友。」
ここのくだりは、
ライオンの葬儀で喪主(つまり私)が、
参列して下さった方に向けて挨拶した
言葉で述べたフレーズと全く同じだった。
「望は、私にとって最愛の夫であり、
最高の父親であり、大親友でした…」
もちろん、お互い知らなかった偶然。
生きていても、死んでいても、私とライオンの心と心が、つながってると実感して、嬉しくて涙がでた。
。